ドイツ ニュルンベルクのアンティークコインについて

こんにちはコインワールドです。今回はニュルンベルクのアンティークコインについて書いていきたいと思います。

ドイツ ニュルンベルクとは

金貨

ニュルンベルク(ニュルンベルグ)とは、ドイツ連邦共和国バイエルン州のミッテルフランケン行政管区に属する郡独立市です。現在では人口50万人を超えるバイエルン州第2の都市(ドイツ全体では14番目)となっており、隣接するフュルト、エアランゲン、シュヴァーバッハと共にフランケン地方の経済的・文化的中心をなしてます。

ニュルンベルク城伯は12世紀(1100年代)から次第に周辺地域で傑出した存在となっていきました。ニュルンベルクの最初のコインは1361年であるとされており、ペニヒ銀貨が発行されたとされています。15世紀になるとグルデン金貨も発行されるようになりましたが、ニュルンベルク自体での製造は無く周辺地域での製造が主でした。

その後、17世紀(1600年代)から19世紀(1800年代)にかけては非常に美しい都市景観銀貨、都市景観金貨、ラムダカット金貨が製造されたことで有名で今日でも非常に人気が高いコインのシリーズとなっています。

その中でも今回は1806年に発行されたラムダカット 都市景観金貨をピックアップして見ていきたいと思います。

1806年 ニュルンベルク ラムダカット 都市景観金貨

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ニュルンベルク最後の都市景観金貨です。上記画像の金貨で1ダカット金貨〜3ダカット金貨まで発行されています。

ラムダカットは国内オークションなどでも一時期多く出回りましたが最近はパッタリと見なくなりましたね!アンティークコインは何かの拍子で多く出回った後、数年全く出回ることがなくなったりなどなかなか不思議なことが良くあります(笑)

1806年のダカット金貨のカタログ価格は1ダカットが2500USD、2ダカットが5500USD、3ダカットが9000USDとなっておりますので現在のレートで購入したとすると、それぞれ27.5万円、60.5万円、99万円ほどになる計算です(DMM FXの為替レートを参考に外貨決済手数料等を加味:USD/JPY=110で計算)。

実勢価格は年々上昇しており、つい最近の海外オークションではMS64の1ダカット金貨が8000USDで取引されました。各種手数料を加味すると約120万円ほどの金額になりますので非常に高額であることが伺えます。

カタログ価格との乖離が凄まじいですが、カタログ価格と言ってもStandard CatalogやFriedbergなど多数の種類があり、それぞれによってカタログ価格も異なります。今回取り上げたダカット金貨は1ダカット金貨につきましてはそれなりに取引がありますが2ダカット、3ダカットにつきましては市場に出回ることは10年に数度程度あれば良い方であり、実勢相場とカタログ価格はかけ離れておりカタログ価格自体は参考にはならないので価格の基準が難しいです。ただ、10年20年というスパンでの投資として考えた場合は負ける可能性が低い投資対象だとは思います。

今回の記事がアンティークコインコレクションの参考になりましたら幸いです。

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