こんにちはコインワールドです。今回は平成2年天皇陛下御即位記念10万円金貨について市場価値や予想買取価格、おすすめ買取査定業者について見て行きたいと思います。平成2年発行の10万円金貨は30gの大型金貨で昭和61年・昭和62年に発行された在位60年記念10万円金貨に比べると10g大きな金貨となっております。
平成2年天皇陛下御即位記念10万円金貨
平成天皇即位記念10万円金貨です。1990年(平成2年)に通常貨で190万枚、プルーフで10万枚発行されています。近年に発行されたコインということでアンティークとしての価値はまだ乏しいです。今後アンティークとしての価値が出てくる可能性が高いのは発行枚数の少ないプルーフ貨であり、今後数10年〜100年程度の間に徐々に価値が高まって行く可能性があります。
Y#105で重量は30g、純度が高いため地金としての価値も高いです。カタログ価格はミントステイトタイプがBU(完全未使用)で1750USD(21万円)、プルーフが1900USD(23万円)となっています。
実勢価格として国内ではカタログ価格より安価で取引される傾向があり、例えばPCGS鑑定済みMS68のコインでも15.8万円程度の値段で取引されています。NGCやPCGSによるグレーディングがされていないコイン(古銭)の場合には15万円を切る価格で取引される事が多いです。
長期的に資産として持つのならば自身で米国の鑑定機関へ鑑定に出すか、PCGSやNGCによるグレーディング済みのコインの購入が良いでしょう!ただ、値段の傾向としては2012年や2013年と比較すると値下がり傾向にあります。
天皇陛下御即位記念10万円金貨の市場価格一覧
平成2年に発行された10万円金貨の市場価格(実勢価格)は下記のようになっており、業者に査定してもらった場合の買い取り価格は通常貨で11万円程度、プルーフで12万円程度だと思われます(下記は2017年の取引データーです)。
発行枚数190万枚の通常貨の価格
販売業者の所在 | 市場価格 | 予想買取価格 |
東京都 | 126000円+消費税 | 102000~115000円 |
埼玉県 | 125000円+消費税 | 101000~115000円 |
千葉県 | 128000円+消費税 | 104000~115000円 |
発行枚数10万枚のプルーフの価格
販売者の所在 | 市場価格 | 予想買取価格 |
東京都 | 139800円+消費税 | 115000~130000円 |
大阪府 | 142000円+消費税 | 117000~130000円 |
愛知県 | 138000円+消費税 | 114000~130000円 |
プルーフとミントステイト(通常貨)の見分け方としては鏡面の輝きがあるのがプルーフ、鏡面の輝きが無いのがミントステイトです。また、ミントステイトは上記左画像のようにブリスターパックに入っているのに対し、プルーフは右の画像のようなプラスチックケースに入っています。
即位記念10万円金貨2点セットの市場価格一覧
平成2年500円白銅貨
平成2年の500円白銅貨はY#102で重量13g、直径30mm、発行枚数3000万枚となっており、カタログ価格は13.5USD(約1500円)となっています。しかし、実際に市場にて取引される価格は額面の500円程度、高くても600円となっており、残念ながらアンティーク(骨董)としての価値はありません。
日本国 御即位記念10万円金貨まとめ
即位記念金貨は新しい古銭ということもあり骨董としての価値はあまり高くありません。また、プルーフ以外では発行枚数が多いことから価値の上昇は期待しにくいです。今回の記事が10万円金貨の買取・査定や古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。
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