親父の遺品を整理していたら勲六等瑞宝章が出てきたんだけど買取価格はどれくらいになるのだろう?瑞宝単光章はお金に換算するとどれくらいの価値があるんだろう?
こんにちは勲章買取価格ナビです。今回は上記のようなご質問にお答えするため勲六等瑞宝章(瑞宝単光章)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
瑞宝単光章とは
瑞宝単光章は公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度などを評価し、職務をはたし成績をあげた人に対して授与される勲章です。
以前は勲六等瑞宝章と呼ばれていましたが、平成14年に閣議決定された栄典制度改正により、名称が「勲六等瑞宝章」から「瑞宝単光章」へ変更となりました。
瑞宝章は明治21年に増設され勲一等から勲八等までありました。旭日章が功績においての勲章とすると、瑞宝章は経歴年数に応じた勲章と言えます。
旧制度の勲六等瑞宝章の買取価格
(引用元:https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20140706/yahoo/x/x353553093.1.jpg)
画像は明治期の勲六等瑞宝章です。勲六等瑞宝章の初受章は明治21年11月27日の陸軍歩兵少尉吉田平太郎とされ、その後、数多くの軍人が瑞宝章を受章しています。
明治期の共箱は全て革箱とされていますが、実際は勲四等以下は革に似せた紙箱で授与されました。
明治期の勲章は出回ることが少ないので価値は高いのですが画像の品は七宝部分に破損があるため、市場価格(業者が販売し市場で取引された値段)は低く約25,000円となっております。
市場価格25000円の場合、買取価格は8掛けの20,000円程度が相場の上限となります。反対に下限は4割程度で最低でも10,000円を超える買取は期待できるでしょう!
(引用元:https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20160816/yahoo/s/s497436558.1.jpg)
こちらは大正から昭和期の勲六等瑞宝章です。共箱は紙製ではなくなり、黒漆塗りとなっています。
市場価格は20000円で業者による買取価格は「〜16000円程度」が期待できます。
現行の瑞宝単光章の買取価格
(引用元:https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20160807/yahoo/n/n180143962.1.jpg)
勲六等瑞宝章は2003年(平成15年)からは等級の無い勲章となり、共箱には画像のように瑞宝単光章と書かれています。
近年授与されたものなので骨董としての価値は高くありませんが、市場価格は「〜30,000円程度」となっており、保管状態が良ければ2万円を超える金額での買取も期待できます。