自宅にある勲五等瑞宝章の価値はどれくらいかなぁ?いくらで買い取ってくれるのかなぁ?
今回は上記のようなご質問にお答えするため勲五等瑞宝章(瑞宝双光章)の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
瑞宝双光章とは
瑞宝双光章は瑞宝章6つのなかで5番目に位置する勲章です。平成14年に閣議決定された栄典制度改正により名称が勲五等瑞宝章から瑞宝双光章へ変更されました。
勲章のデザインとしては古代の宝であった宝鏡を中心に大小16個の連珠を配して、四条ないし八条の光線を付し鈕(章と綬の間にあるもの)には桐の花葉が用いられています(桐の花葉は明治期の勲五等瑞宝章にはありません)。
女性用の勲五等瑞宝章の買取価格
(引用元:https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20180122/yahoo/w/w214491947.3.jpg)
旧制度の明治の勲章(瑞宝章や旭日章など)は男性にのみ授与されていました。しかし、宝冠章の略綬が出来た大正8年5月22日に瑞宝章は勲1等から勲8等まで女性用が誕生しました。
画像は大正以降の女性用勲5等瑞宝章で男性用と異なり綵花部が蝶々結びになっています。価値は高く2018年に市場価格42,000円で取引されていますので同一状態ならば「〜34,000円程度」での買取が期待できます。
旧制度の勲五等瑞宝章の買取価格
こちらは女性用ではなく、男性用の勲五等瑞宝章です。共箱も付属しており状態は悪くありませんが、画像の品は市場価格は18000円となっているため、業者による買取価格は高くても14000円程度が相場です。
現行の瑞宝双光章の買取価格
勲五等瑞宝章は2003年(平成15年)からは等級の無い勲章となり、共箱には画像のように瑞宝双光章と書かれています。
近年授与されたものなので骨董としての価値は高くありませんが、最近の市場価格は「〜30,000円程度」となっており、保管状態が良ければ2万円を超える金額での買取も期待できます。今回の記事が勲章の売却や換金の参考になりましたら幸いです。