自宅にある勲五等双光旭日章を売りたいんだけど、どれくらいの金額で買い取ってくれるのかなぁ?旭日双光章はお金に換算するとどらくらいの価値があるんだろう?
こんにちは勲章買取価格ナビです。今回は上記のようなご質問にお答えするため、勲五等双光旭日章(旭日双光章)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
勲五等双光旭日章と旭日双光章
勲五等双光旭日章と旭日双光章は勲章としての地位は同じですが、名称が異なります。
旧制度下の名称は勲五等双光旭日章でしたが平成14年に閣議決定された栄典制度改正により、名称から「勲五等」を取り除き、「双光」と「旭日」の位置を入れ替え旭日双光章となりました。
旭日双光章は各地方において活躍した功労者に多く授与されており、地方自治体の議会議員、各都市の商工会の役員、業界団体の役員などに授与されています。
白色の部分は七宝で、中央の赤い日章は二酸化セレンを用いたガラスでできており、そのすべてがなめらかな手触りになるよう、念入りに研磨が施されています。
近年作成された旭日双光章の買取価格
近年(昭和から平成)作成された勲五等双光旭日章(旭日双光章)の市場価格や買取価格は下記のようになっております。
取引年 | 市場価格 | 買取価格 |
---|---|---|
2016年 | 〜35,000円 | 〜25,000円 |
2017年 | 〜21,000円 | 〜15,000円 |
2018年 | 〜21,000円 | 〜15,000円 |
2019年 | 〜20,000円 | 〜14,000円 |
勲章自体の状態や共箱の状態、年代などによって価値は異なりますが、保管状態の良いものだと2万円を超える市場価格になることもあります。
明治時代の勲五等双光旭日章の詳細
(引用元:https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20170507/yahoo/l/l389330667.3.jpg)
明治時代初期に作成された勲五等双光旭日章は価値が高いものが多くなっています。
画像は明治十年三月の七宝師平田四郎の勲五等双光旭日章となっており、この時期の勲章は多くが賞勲局に還納(返還)され、銀塊となってしまったことから現存数が少なくなっています。
明治初期は上級勲章を賜った場合でも下級勲章を返納する制度はありませんでした。
しかし、明治23年3月の閣令第9号により勲章返納手続きが決まり、等級の高い勲章を賜った場合、等級の低い勲章を返納しなければならなくなりました。そのため、勲5等や勲6等などの勲章の現存数は少なくなっています。
明治時代の勲五等双光旭日章の買取価格
明治時代の勲五等双光旭日章は現存数が少ないため市場で取引される機会は少ないです。
先ほどの画像の明治十年三月勲五等双光旭日章は市場価格約29万円で2017年に取引されました。
そのため保管状態の良いものならば業者による買取価格は20万円以上となる可能性もあります。
勲五等双光旭日章・旭日双光章まとめ
いかがだったでしょうか?同じ勲五等双光旭日章だとしても作成された年代によって価値が異なります。
自宅や蔵などで見つかるものはほとんどが昭和以降の勲章なので価値はあまり高くありませんが、共箱(革箱)に「平田彦四郎造」と書かれている勲章は価値が高いので高価買取が期待できます。今回の記事が勲章の売却や換金の参考になりましたら幸いです。