勲七等・勲八等瑞宝章の価値と買取価格

こんにちは勲章の買取価格ナビです。今回は上記のようなご質問にお答えするため、勲七等瑞宝章や勲八等瑞宝章の価値と買取価格について記載していきたいと思います。

勲七等・勲八等瑞宝章

勲七等・勲八等瑞宝章は旧制度の勲章で現在は廃止されている序列です。古いものでは旭日章七等・八等の略章と同じような蝶々綬が付随しており、どちらも金型が同じなので形状は同一です。

違いとしては勲七等は中央の鏡部分が銀色で他は金鍍金(きんめっき)となているのに対し、勲八等は金鍍金がしてありません(メッキが剥がれているものも多いです)。

古いものでは共箱は革に似た紙製となっていますが日清戦争時点では全て木製の漆塗りの箱へ変更されています。

勲七等瑞宝章の買取価格

勲七等瑞宝章の初期のものでは紙箱で蝶々綬が付属している事もありますが、昭和のものになると木製漆箱で略章も通常タイプとなります。

勲七等になると授与者数が多く現存数が多いため価値はあまり高くなく、勲記が付属したものや珍しい女性用だとしても市場価格(業者が販売し実際に取引された値段)は4000円程度、買取価格は2000円程度が上限となっています。

市場価格	買取価格
〜4,000円	〜2,000円

勲八等瑞宝章の買取価格

(引用元：https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20180707/yahoo/p/p615941582.1.jpg)

勲八等瑞宝章でも勲七等瑞宝章と同様に大正8年5月22日から女性用の勲章が授与されています(画像の左側が女性用、右側が男性用)。

価値は勲7等瑞宝章と大差はなく、勲記があるものや珍しい女性用勲章だとしても買取価格は2000円以下が相場となっています。

市場価格	買取価格
〜4,000円	〜2,000円

勲七等・勲八等瑞宝章まとめ

(引用元：https://aucview.aucfan.com/yahoo/j403638953/)

いかがだったでしょうか？勲七等と勲八等の瑞宝章は共箱と略章の形状である程度の年代を判別する事ができます(画像は略章の形状と共箱から明治後期から大正初期だと推定できます)。

同じ状態ならば古ければ古いほど価値は高くなっており、序列の高い明治21年頃の紙箱の瑞宝章は状態が良ければ高価買取が期待できます。今回の記事が勲章の売却や換金の参考になりましたら幸いです。