
自宅にある五三桐の勲章(勲七等青色桐葉章と勲八等白色桐葉章)を売りたいんだけど、どれくらいの金額で買い取ってくれるのかなぁ?
こんにちは勲章の買取価格ナビです。今回は上記のようなご質問にお答えするため、勲七等青色桐葉章(くんななとう せいしょく とうようしょう)と勲八等白色桐葉章(くんはっとう はくしょく とうようしょう)の価値と買取価格について記載していきたいと思います。
勲七等と勲八等の旭日章
勲七等青色桐葉章と勲八等白色桐葉章は2003年(平成15年)の勲章制度の改正に伴い廃止された勲章です。
市場に出てくるのは大正後期から平成にかけてのものが殆どで、現存数が多いため価値は高くありません。
価値が高いのは明治期の桐葉章でこの時代の共箱(勲章箱)は「革箱(平田彦四郎造)→ボタン開閉の木製漆箱→蝶番とピンによる丸みを帯びた木製漆箱」と変わっていきます。
明治初期の勲七等は両面七宝で緑がキラキラ輝くように見え、近年の品とは比べ物にならないくらい精巧な作りをしています。
勲七等青色桐葉章の買取価格
(引用元:https://aucview.aucfan.com/yahoo/s621376466/)
勲七等青色桐葉章は下士官・兵に叙賜した勲章です。旭日ではなく、桐葉型のデザインとなっており明治11年頃までは革箱で授与されていましたがその後は木製漆箱となりました。
昭和から平成にかけての勲七等青色桐葉章の市場価格(業者が販売し実際に取引された値段)や買取価格は下記の通りです。
市場価格 | 買取価格 |
---|---|
〜2,000円 | 〜1,000円 |
最近の物は現存数が多いため、価値は低く、勲記の付属した保管状態の良いものだとしても買取価格は1000円程度が上限となっています。
明治期の勲七等青色桐葉章の価値
画像は明治11年から明治14年頃の勲七等青色桐葉章です。最近の物と共箱の書体が異なり、2行で「勲七等 青色桐葉章」と書かれています。
この年代の物になると骨董としての価値が高いため、買取価格は数万円になる事もあります。
市場価格 | 買取価格 |
---|---|
〜50,000円 | 〜40,000円 |
勲八等白色桐葉章の買取価格
勲八等白色桐葉章は勲七等青色桐葉章と同じく、下士官・兵に叙賜した勲章です。
こちらも昭和以降のものについては勲七等青色桐葉章と同様に現存数が多いため価値は低く、勲記が付属していたとしても買取価格は1000円以下となる事が殆どです。
市場価格 | 買取価格 |
---|---|
〜2,000円 | 〜1,000円 |
明治期の勲八等白色桐葉章の価値
(引用元:https://aucview.aucfan.com/yahoo/d156510890/)
画像は明治11年から明治14年頃の勲八等白色桐葉章です。勲七等青色桐葉章と同様に明治初期の物は価値が高く保管状態が良ければ2万円前後での買取になる事もあります。
市場価格 | 買取価格 |
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〜30,000円 | 〜24,000円 |
勲七等と勲八等の旭日章まとめ
いかがだったでしょうか?同じ勲七等や勲八等だとしても年代によって価値が異なります。
勲記が付属した明治初期の勲章になると序列が低いものでも驚くような高値での買取になる事があるので、売却を検討している場合、複数の専門業者に査定してもらうことをお勧めします。今回の記事が勲章の売却や換金の参考になりましたら幸いです。